福島、新潟競馬場編
JRA競馬のオンシーズンは、春と秋です。オンシーズンとは、3歳馬でしたら、皐月賞、日本ダービー、菊花賞のクラシックレースが行なわれる時期で、3歳以上の馬でしたら、短距離から中距離、長距離のさまざまなトップレース(G1レース)が行なわれます。馬は人間と同じで暑さに弱く、冬は筋肉が硬くなって怪我をしやすいので、トップレースで活躍する馬の多くは、夏場と冬場は休養にあてています。しかし、トップホースの仲間入りをするための馬は、夏も冬も走り続けます。この中から、将来のトップホースがでてくるのです。日本ダービーが終わった2週間後、JRA競馬開催のメインは「ローカル競馬場」に移ります。東日本にあるローカル競馬場は福島と新潟で、西日本にあるのが中京と小倉です。(ローカル競馬場は、春や秋にも「裏開催」として、メイン開催と同時に行なわれます)
(福島競馬場)JRAの競馬場の中で一番短い競馬場で、ゴール前の坂が緩やかなことが特徴です。レース開催が始まった頃は芝生の状態がよく、逃げ、先行馬が馬券に絡むのが特徴です。7月に行なわれる「ラジオたんぱ賞」は、「残念ダービー賞」ともいわれており、ダービーに出走できなかった馬や、晩成型の遅咲きの馬が活躍するレースです。また、秋に裏開催として行なわれるレースでは、中山の急坂や府中の長い直線で苦しんだ馬の走りが一変して、大万馬券を演出するシーンがよくみかけられます。
(新潟競馬場)日本で唯一、直線レースがある競馬場です。フランスのレースコースにならって、今から10年以上前に作られました。競馬場でこの直線レースを見ると、他の競馬場では味わえない魅力に取り付かれます。スタート直後は遥かかなたに見えた馬がだんだんと大きく見えてきて、蹄の音がだんだんと大きくなり、目の前を通過していく迫力は、競馬ファンを熱狂の渦に巻き込みます。新潟競馬場は、観客エリアと競馬場の距離が一番短く設計されているので、臨場感も日本一と言えます。
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